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ヘレウスのAIアシスタントが始動 

ヘレウスのAIアシスタントが、あなたを一歩リードアレクサやSiriのような音声アシスタント、スマートホーム、Spotifyでの音楽ストリーミング。AIはすでに、私たちの日常生活の隅々に根を張っています。そしてヘレウスは、生成AIの波が来る以前から、AIを産業環境で使用してきました。従来のAIの手法は機械学習で主であり、既存のデータセットに基づく記述、分析、評価を得意としていて、自動コンポーネントテストなどに活用されています。一方、生成AIは文章や画像を生成するなどの創造的な働きが可能です。ヘレウスは既に、マーケティングやコミュニケーションの初期段階で生成AIを活用しています。特に、ヘレウスのデジタル化部門であるデジタル・ハブは、社内のAI活用を積極的に推進しており、その注目すべき展開がヘレウスの全従業員にサポートするChatGPTの社内アプリ、「ヘレウスAIアシスタント」の提供です。

コンピューター業務に活用されるAIアシスタント

社内アプリ「ヘレウスAIアシスタント」は、その多機能性を活かし、2023年6月から様々な業務プロセスに携わっています。Officeにアクセスできる全従業員が、ChatGPT3.5および4.0、画像生成AIシステムDall-Eを無料で無制限に使用できます。「従業員が自分でAIを試し、まずは経験を得られるようにするのです」と説明するのは、ヘレウス・デジタル・ハブAIプログラムマネージャーであるクリスチャン・ピアッツィ。「潜在的な不安を払拭して、信頼を築きたいと考えています。」

安心、感動、そして品質向上

この取り組みは好評で、既に500名ほどの従業員が毎日AIアシスタントを利用しており、リクエストの数は日々増加しています。標準的な電子メールへの返信など、定型化されたテキストベースの業務の支援に加え、AIアシスタントはデザインや新規プロジェクトの初期アイデアのインスピレーションを提供することも可能です。

ヘレウス・エクセレンスのデジタル・カスタマーエクスペリエンス・マネージャー、エリサ・クローマーはAIアシスタントを活用した仕事について次のように述べています。「AIアシスタントは、毎日の業務を早く終わらせてくれるだけでなく、特に新しいタスクやトピックに関しては、欠かすことのできないアドバイザーや相談相手です。簡単な電子メールの返信から複雑な分析業務のサポートまで、日々の仕事がとても楽に行えるようになりました。」

システムを動かす小さな脳と「AI」の文字がプリントされた、光るコンピューターチップ。

日常的に生成AIを使用するための前提条件は、安全な使用が求められます。ピアッツィは、「この点おいでも、十分な準備をしています」と述べています。AIアシスタントはヘレウスのイントラネットまたは保護されたインターネット経由でのみアクセス可能で、潜在的なセキュリティーギャップを防いでいます。さらに、チャンスとリスクを理解するためのトレーニングプログラムが用意されています。作業効率や仕事の質の向上させるメリットがある一方で、出力される情報の真実性が常に保証されているわけではなく、結果が人種差別を含む可能性があるというリスクや制限も存在します。また、純粋に経済的な観点から見ると、ChatGPTの利用にかかるコストはGoogleに比べて高くなることがあります。そのため、ユーザーはこれらの問題を十分に理解して使用することが大切です。トレーニングプログラムでは、プロンプト(AIへの指示)の作り方や、個別の業務でのAIの最適な活用方法について講じるワークショップも用意されています。

デジタルトランスフォーメーションの原動力

ヘレウスにとって、AIアシスタントはデジタルトランスフォーメーションの原動力となっています。長期的な視点で見ると、現在のAIアシスタントの急速な展開により、従業員がAIに精通することで、競争優位に立つことができるでしょう。そして最終的には、ヘレウスのすべての顧客に利益をもたらすことが期待されています。ピアッツィは、この優位性は将来的にも維持すべきであると考えています。「AI技術そのものと同様に、AIアシスタントも数か月単位で進化を続けていきます。ヘレウス独自の情報や知識データベースをAIアシスタント経由で利用できるようにするなど、新しい機能についても具体的な計画が決まっています。」

デジタル・ハブには他にも魅力的なプロジェクトが多数あり、この流れは今後も続いていきます。次回の記事では、石英ガラス産業におけるAIの新たな道と大きな機会についてご紹介します。