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ヘレウスグループ

ヘレウスの財団:責任ある献身的な支援

成長は、物質的な財を増やし続けるための取り組みという以上の意味があり、経済的観点を越えた視点で捉える必要があるものです。成長とは人間の本質的価値の問題であり、経済的利益と人間的な利益はともに成長する必要があります。このような理念に基づき、ヘレウスの株主は1963年以降、4つの私的財団を設立してきました。これらの財団は、ヘレウスファミリーの幅広い社会的な取り組みを証明するものとなっています。

カシンカ・プラッツホフ財団(Kathinka Platzhoff Foundation)

1981年に設立された非営利のカシンカ・プラッツホフ財団(Kathinka Platzhoff Foundation)の目標は、ハーナウの福音改革派教会のワロン・オランダ会衆と共同で、子ども、若者、高齢者を支援し励ますことにあります。これには、子どもや若者が自立した創造的で責任ある個人に成長するための支援と教育、特に、高齢者のニーズに合わせた積極的な支援が含まれます。この財団は、高齢者センターと青少年センター、子ども向けデイケア施設、家族センター、外来看護サービス、障害者と高齢者のニーズを満たす住宅などの、社会福祉施設を維持しています。

ヘレウス・ソーシャル財団(Heraeus Social Foundation)

1973年に設立されたヘレウス・ソーシャル財団(Heraeus Social Foundation)は、ヘレウスグループの現役および元従業員とその家族のための救済基金です。「聞く、話す、行動する」をモットーに、ヘレウスホールディングのカウンセリングサービスと連携し、社会生活のあらゆる面で包括的なサポートとカウンセリングを提供しています。ヘレウス・ソーシャル財団は、家族の介護が困難な方への支援や、個人的な問題が生じたときのカウンセリングを提供しています。必要に応じて、財団は適切な医療従事者と連携し、緊急事態には財政援助を提供したり、家族の問題に対処するための支援を提供したりしています。当財団の目標は、個別のカウンセリングとサポートを提供することにより、積極的かつ協力的な取り組みを通じて、危機的状況を和らげ、さらに解決することです。

ヘレウス教育財団(Heraeus Educational Foundation)

ヘレウス教育財団(Heraeus Educational Foundation)は、1964年以来、教育を支援してきました。財団の活動は、教育者と学校管理者に焦点を当てたものであり、学校制度が学校づくりの担い手の構想に見合うものとなることを、最終的な目標にしています。教育分野での急速な変化により、この分野での専門家の需要は、絶えず増加しています。そのため、ヘレウス教育財団は、個別の継続教育の取り組みと社会的支援を通じて教師の仕事を支援することを目標としています。財団の活動は、 1. スキルの開発、2.学校の運営、3.つながる経験の提供、という3つの分野で構成されています。

ヴィルヘルム・アンド・エルゼ・ヘレウス財団(Wilhelm and Else Heraeus Foundation)

ヴィルヘルム・ヘレウスとエルゼ・ヘレウス(Wilhelm und Else Heraeus)の両氏は、1963年に、自然科学、特に物理学の研究と教育を促進するために、共同財団を設立しました。この財団は、会議やセミナーを開催しながら、才能のある学生を支援し、学校での科学教育の向上に向け、様々な方法で貢献することにより、科学交流を奨励しています。また、1970年代半ばから、ドイツ物理学会(DPG)と緊密に協力しています。ヴィルヘルム・アンド・エルゼ・ヘレウス財団は、物理学者にも高く評価されており、ドイツでは、最も重要な物理学の分野の民間援助機関と見なされています。